御嵩町の水道料金はなぜ高いの?

御嵩町の水道料金で大きく影響する要因として、1.地理的条件によること、2.県営の水道水を購入し皆様に供給していることが挙げられます。

ご存じのとおり御嵩町の地形は、東西に長く南北に高低差が広がる地形となっています。

そのなかで、御嵩町上水道は県営水道を受水し、下流から上流へ水道水を安全かつ安定的に送水しています。
最も標高の低い所は97m最も高い所は上之郷地区で465mとなっています。
現在県営水道を受水するための施設、受水池は標高150mと165mの2箇所があります。

最も標高の高い(標高347m)所へ供給している地区は、上之郷の綱木地区です。
これらの地区へ供給するため、ポンプにより標高382mの配水池まで送水し、各ご家庭に供給しています。

このような地理的条件のなかでは他市町村の上水道事業に比べ、配水管、送水施設、配水施設、これらをコントロールする監視システム等が、多く必要となってきます。

そのため、平成28年度御嵩町上水道事業が有している資産は、土地、建物、施設等を含め約60億円にのぼります。

これらの資産は地方公営企業法の規定に基づき毎年減価償却され、やがては老朽化していきます。それらにかかる経常費用も発生してきています。

御嵩町の上水道は昭和63年より岐阜県東部広域水道から水道水を購入し皆様の各ご家庭に供給しています。
水の豊富な市町村は、周辺の水源から水を浄水し供給しています。

また、地理的条件が良ければ、配水施設等も必要最小限で水道水を供給することが可能となり、水道料金も安価となります。
残念ですが、当町には豊富な水源がありませんので、今後も県営水道を受水し、各ご家庭に安心で安全な水道水を安定的に供給することとなります。

以上のような条件により、御嵩町の水道料金は決められています。