令和5年1月6日に、御嵩町内の南山消防グラウンドで 毒をもつセアカゴケグモが確認されました。駆除を行いましたが、まだ生息している可能性もありますので、ご注意ください。
セアカゴケグモの特徴
・全身が光沢のある黒色で 背面に目立った赤色の模様があります。
・成熟したメスは、足を除いた体長が 約1cm前後の大きさで、メスは、毒を持っています。
・攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。
セアカゴケグモ(環境省提供)
主な生息場所
・日当たりのよい暖かい場所で、地面や人工物のくぼみや穴、裏側、隙間に営巣します。
(プランターやベンチ、室外機の裏など)
セアカゴケグモに咬まれると
国内では、主に6月~10月に、セアカゴケグモに咬まれるケースが報告されています。
ほとんどが軽傷で、まれに重症化することがありますが、日本国内では、セアカゴケグモの毒で死亡した例はありません。
咬まれると次のような症状になるのでご注意ください。
・腫れて赤くなり、痛みが全身に広がります。
・通常は、数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が、数週間続くことがあります。
・重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
咬まれた場合の対応方法は
・すみやかに医療機関にご相談ください。
・重症化した場合は、抗毒素血清による治療が必要です。
・咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを医療機関へ持参するか、写真を撮って医師にお示しください。
ご自宅で発見したときは
・見つけても、素手で捕まえたり、さわらないように気をつけてください。
・家庭用殺虫剤を使用するか、お湯をかける・靴で踏みつぶす等の物理的な方法で、できる限り駆除していただき、御嵩町役場までご連絡ください。
・駆除する場合は、セアカゴケグモに咬まれないように、軍手などの手袋を着用してください。
・1匹見つかれば、周囲にも潜んでいる可能性があるのでよく確認してください。
ご自宅で咬まれないようにするために
・屋外で作業をする場合は、クモに咬まれないように、軍手などの手袋を着用してください。
・屋外に置いてある傘、衣服、おもちゃなどに付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
屋外に物を長期間放置することをやめたり、定期的な整理・清掃などを行うことも、予防につながるかもしれません。
セアカゴケグモは、「特定外来生物」に指定されています。
外来生物による生態系や人の生命・身体、農林水産業への被害防止を目的に、外来生物法では特定外来生物を指定し、生きた個体を持ち運んだり、飼育したりすることを禁止しています。
セアカゴケグモは、人の生命または身体にかかわる被害があることから、特定外来生物に指定されています。
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