環境モデル都市とは
今後、我が国が目指すべき低炭素社会の姿を具体的にわかりやすく示すために、低炭素社会の実現に向け高い目標を掲げて先駆的な取組にチャレンジしている都市を政府が「環境モデル都市」として選定しています。
平成20年には13都市が選定され、東日本大震災後はエネルギー問題がクローズアップされる中、低炭素都市づくりの取組を全国に一層普及させることを目的に、平成24年度に7都市(御嵩町選定)、平成25年度に3都市が新たに選定されています。
選定された都市では、地域資源を最大限に活用し、分野横断的かつ主体間の垣根を越えた取組により、低炭素化と持続的発展を両立する地域モデルの実現を目指しています。
※環境モデル都市についての概要は、次のホームページで確認できます。
御嵩町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)及び
御嵩町環境モデル都市行動計画 第二次改訂版
平成24年度(2012年度)、温室効果ガスの大幅削減など高い目標を掲げて先駆的な取組にチャレンジする都市を国が指定する「環境モデル都市」の選定が行われた結果、御嵩町が選定されました。
環境モデル都市に選定されたことを受け、町では「御嵩町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」及び「御嵩町環境モデル都市行動計画」を策定し、地球温暖化対策を進めてきました。
今回、計画で短期目標としていた直近5年間が経過するにあたり、取組の進捗状況及び成果を総括した上で全体的な見直しを図り、新たな目標を設定し、展開する施策等を構築することとしました。
本計画は、前述の2つの計画を統合し、「御嵩町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)及び御嵩町環境モデル都市行動計画 第二次改訂版」として策定するものです。
今後は、全町一体となった地球温暖化対策を実現し、地球温暖化防止への貢献と、取組を通じた地域の活力創出を図っていきます。
なお、「御嵩町環境モデル都市行動計画」は、次の5つの大きな取組から構成されています。
①森林の再生
CO2吸収源となる森林整備を継続的に行う森林経営信託方式によって持続可能な森林経営のモデルの確立を目指すとともに、環境の担い手育成を目指します。
②公共交通の再生と次世代自動車への転換
公共交通の利用環境の整備や利用促進を行い、自家用車から公共交通への転換を図るとともに、次世代自動車の導入を推進し、運輸部門からのCO2排出の削減を目指します。
③家庭・事業所での削減活動
住民や事業所が主体的にCO2削減に取組める仕組みづくりを推進する。また、廃棄物の抑制によりCO2削減と再生資源としての有効活用による循環型まちづくりを目指します。
④分散型エネルギーへのシフト
全国初の災害時家庭用太陽光電力融通条件付き支援制度や公共施設への再生可能エネルギーの導入により、分散型エネルギーのネットワークを構築し、災害にも強い低炭素なまちづくりを実現します。
⑤人づくり・場づくりの推進
小中学校や地域の環境教育や人材育成を行うとともに、低炭素まちづくりに関する情報発信や他地域との交流を進め、環境モデル都市推進のための共通基盤を形成します。
御嵩町は、地域資源を最大限に活用し、低炭素化と持続的発展を両立する地域モデルを実現するため、行動計画に定める様々な施策を具現化させることにより、ライフスタイルの転換や地域活力の創出を目指します。
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電話 0574-67-2111